オートメーション化によるメリット・デメリットとは?

具体例も紹介

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最近、RPAやAIの注目度が上がるとともに、オートメーション化によるコスト削減への関心が高まっています。本記事では、RPAやAIを利用した社内業務のオートメーション化について、実現できること、メリットやデメリット、具体例まで詳しく解説します。

オートメーション化とは

オートメーション化とは、機械・機器などが人の手を使うことなくコントロール・動作などを行うことをいいます。人の手による作業の場合、長時間働けなかったり、ミスを引き起こしたりするなどのリスクがあります。しかし、機械であれば長時間労働が可能であり、均一の品質を保てます。
 
こういった技術は、工場などで積極的に採用されてきましたが、近年ではホワイトカラー部門の単純作業でも注目されています。単純な定型業務におけるオートメーション化は、AIRPAによって行われます。両者は、オートメーション化を図れる内容が異なりますので、それぞれについて紹介します。

AIによるオートメーション化

AIによるオートメーション化では、ある程度の情報や判断基準を与えていくことで、AI自身の判断により最適な解答を導けるようになります。当初は設定を細かく行う必要性や、精度が低いことがあります。しかしAIは次々に学習していくので、処理の精度や判断の正確性が、経験を積むほどに向上していきます。これにより、非定型業務もオートメーション化させることが可能となるのです。

RPAによるオートメーション化

RPAによるオートメーション化とは、人がパソコンやシステム上で行っている定型的な業務を、代行してくれることを指します。AIとは違い、RPA自身には判断する能力が備わっていないため、作業をオートメーション化するための手順を入力する必要性があります。しかし、一度入力すれば、24時間いつでも稼働させることができます。これにより定型業務はRPAにまかせ、人の判断が必要な業務に集中できるため、業務効率化が実現できます。

オートメーション化の歴史

オートメーション化というと、最先端の技術のように感じますが、意外にその歴史は古いです。確認されている中で最も古いオートメーション化の例は、1788年に蒸気機関を発明したジェームズ・ワットが、蒸気を使用した遠心調速機を発明したことが始まりであったとされています。この技術が開発されたことから、飛躍的に生産効率が向上し、産業革命がもたらされました。

その後、経済の発展とともに人手が足りなくなり19世紀には自動計算機、20世紀にはプログラミングなど、オートメーション化のための様々なシステムが開発されてきました。現代では、入力したプログラムに沿って作業するだけではなく、AI自体が判断を行うSFのような世界が実現しています。

オートメーション化のメリット

オートメーション化させることによる最も大きなメリットは、コスト削減です。定型業務というのは、単純作業でありながらも、膨大な量になることが多いです。これらをRPAなどでオートメーション化させることで、人件費を大きく減らせます。単純作業に従事していた時間を、本来するべき業務にあてることで、作業効率や労働生産性の向上というメリットもあります。
 
もう一つのメリットは、人為的ミスがなくなることです。長時間、人が単純作業をしていると、ミスは起きやすくなります。しかし、機械は長時間作業しても疲れることがないので、人為的ミスはなくなります。

オートメーション化のデメリット

オートメーション化によるデメリットとして、もっとも懸念されているのが雇用の減少です。業務のオートメーション化によって、さまざまな職業がなくなってしまうのではないかと危惧されています。また、適切に運用していくためには、AIやRPAに詳しい人材が新たに必要になるというデメリットもあります。
 
近年では、専門知識がなくても表示にしたがうだけで利用できるツールが増えていますが、オートメーションを管理するためには、別途専門知識をもつ人材を確保しておく必要があります。また、オートメーション化を導入する際には、様々な設定を行う必要があります。業務変更があった場合は、設定を変更する必要もあります。この際にも、専門知識をもつ人材が不可欠となります。

オートメーション化によって人間の雇用は奪われるのか

オートメーション化を行うことで、雇用が減ってしまう可能性があります。しかし、オートメーション化によって新たに生まれる雇用も存在します。詳しく見ていきましょう。

機械に任せることで、雇用が減少しうる職種がある

オートメーション化による雇用の減少は、特に単純作業や定型的な作業を行う職業についての影響が大きいと考えられます。

・工場作業員・・・工場作業のオートメーション化
・タクシー運転手・・・自動運転の実用化
・小売店店員・・・商品会計の自動化
・飲食店の皿洗い・・・食器の形を認識して洗浄するロボットの導入
・会計士や税理士・・・学習機能をもった会計ツールの普及

人と機械の共存で、新しく生まれる雇用もある

AIやRPAによる業務のオートメーション化が進むと、特定の職種の雇用が失われてしまう恐れがあります。実際に製造機械や、自動車・コンピューターなどが生まれたことで、失われてしまった職種は過去にも数多く存在しています。しかし、機械というのは、それだけで存在しうるわけではありません。人と機械は、常に共存の関係があり、機械の誕生と同時に、新たな職種も誕生しています。

機械の整備技師・プログラマーをはじめとして、かつて存在しなかった職種が生み出されています。AIやRPAの導入でなくなる雇用もありますが、新たな雇用が生まれて来ることも容易に推察できます。

オートメーション化の事例

実際に企業において導入されたオートメーション化の事例について、業界ごとに4つ紹介します。

製造業の導入事例 

製造業では、機械などの大型設備のオートメーション化事例などが多いです。
 

■導入背景

ある化学薬品工業などでは、熟練の技術者が必要となるものの、作業自体は単純作業であることが多く、さらに24時間体制で人手を準備する必要がありました。
 

■導入方法

自動分析装置へのハンドリングをロボット化させて、作業のオートメーション化を図りました。
 

■導入効果

熟練の技術者に単純作業をさせなくて済むよう、コスト削減を実現しました。さらに、作業が均一化したことで、品質向上にも役立ちました。24時間稼働できるので、生産性も向上し、企業として大きな効果となりました。
 
※参考:ロボット技術導入事例集 経済産業省

小売業の導入事例

小売業においては、アイテム数が多いことがネックになり、オートメーション化に踏み切るケースが多いです。
 

■導入背景

ある小売業では、前日のPOS実績データを取り込むために、特定のスタッフが早朝から出社しなければならない状況が多発していました。膨大な商品マスター登録を手作業で行っていたため、ミスなどが起きやすかったことで導入を決めました。
 

■導入方法

プログラムの経験の少ない現場スタッフでも簡単に、オートメーション化させることができるようなRPAシステムを導入して、単純作業のオートメーション化を行いました。
 

■導入効果

労働時間の短縮化や適正化だけではなく、無駄な業務の減少によるスタッフのやる気改善効果が確認できました。
 
※参考:NTTデータ公式サイト

運送業の導入事例

運送業は一見すると、オートメーション化するべきことがないように感じる方が多いかもしれません。しかし、細かな部分でオートメーション化の恩恵を受けられます。
 

■導入背景

ある運送業では、事業規模の拡大により、労働者の負担が大きくなりました。さらに、再配達問題、サービス競争による配送単価の引き下げなどによる労働意欲減退が問題となり、オートメーション化に踏み切りました。
 

■導入方法

運送システムの新規導入により、車両ごとの収支を管理できるだけではなく、データ入力のオートメーション化などを実現できる環境を構築しました。
 

■導入効果

データ入力作業スピードが飛躍的に向上したことにより、従業員の事務負担を軽減できました。配送管理や請求業務をスムーズに行えるようになりました。
 
※参考:大塚商会

サービス業:Amazon Go(レジなしコンビニ)

会計が自動で行われる、つまりレジそのものがないコンビニの登場は、コンビニ業界はもちろん小売業界全体から大きな注目を集めています。
 

■導入背景

2018年1月に、レジがないコンビニ「Amazon Go」がアメリカで登場しました。来店客がレジを通らなくても、買い物を済ませることができるという近未来的なコンセプトは、オートメーション化の高度な技術なくしては実現しないものでした。
 

■導入方法

スマートフォンと店内に設置してあるマシンとの連携により、顧客の動きや選んだ商品、また手に取ったが買わずに戻したものなどをリアルタイムに判断できるシステムを構築しています。スマートフォンでの支払決済も可能としました。
 

■導入効果

レジ待ちをなくしたことで、顧客満足度の向上が見られました。また、チェッカーをなくすことで、人件費を削減することに成功しています。
 
※参考:デジmag.

まとめ

AIとRPAを導入することで、オートメーション化が図れることを説明しました。単純な定型業務のオートメーション化には、RPAの導入がおすすめです。当社が提供しているRPAツール「WinActor」では、プログラミング知識のない方でも簡単に操作できます。
 
マンパワーグループでは、RPA導入から運用までのサービスを提供しておりますので、ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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