【価格別】RPAツール8選

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業務効率の向上やコストの削減のため、RPA導入を検討する企業が増えてきました。しかし、どのRPAツールが自社に最適なのかよくわからない場合もあるでしょう。本記事では、RPAの概要や導入のメリットについて解説する他、複数のRPAツールを価格帯別に紹介します。予算や要求機能を満たすRPAを見つける参考にしてみてください。

RPAとは

RPAとは、人間がどのようにPCを操作したかを記憶して、ルーティンワークを自動化するソフトウェアを指します。種類の異なるアプリケーションの併用も可能で、マニュアル化されている業務のほとんどをRPAに任せることができます。
 
工場の生産ラインなどで使用されている産業用ロボットとは異なり、主にホワイトカラー業務を手助けします。業務範囲はあくまで、PC内で完結できる範疇です。アームのようなハードウェアを使用する業務には携わることができません。

RPAのメリット

ここでは、RPA導入で得られるメリットについて説明します。

生産性が上がる

RPAは24時間・365日動き続けることが可能なため、勤務時間外も作業を進められます。また、データ入力などの単純作業はRPAに任せられるので、従業員はアイディアや思考を必要とする知的労働に専念できるようになり、業務の効率化に繋がります。

コストの削減につながる

人の何倍〜何十倍ものスピードで業務を処理するRPAが事務作業を請け負うことで、人件費の削減に繋がります。また、正社員の人件費と比較してRPAにかかる費用はおよそ10分の1ともいわれています。人と違って退職する心配もないため、代替えのための採用や研修のコストがかからないことも利点です。

ヒューマンエラーがなくなる

人間の場合、長時間の作業により集中力が低下しミスを起こすこともありますが、RPAはマニュアルにのっとって、正確に業務を遂行することが可能です。人的ミスによる機密情報や個人情報流出などの心配もありません。

無料で使えるRPAツール

まずは無料のRPAツールを試したいという方も多いでしょう。ここでは、無料で利用できるツールを紹介します。

RPA Express

30日間は有料版を無料で使用でき、その後無料版に以降も可能です。

■特徴

・AIを使ったイメージ認識(画像を認識して場所を指定する)に加えて、オブジェクト認識(構造的に対象を特定する)が可能
・Windowsのデスクトップアプリケーション・Webアプリケーションに対応している
・無料のソフトウェアでありながら、操作を記憶して自動化するというRPAの基本機能が備わっている
・商用でも無料で使用できる
・Chromeや Fire Fox、 Internet Explorerとの相性がよい(Internet Explorerのみ対応や独自ブラウザのみ使用可能なツールが多い)
・日本国内に販売代理店はなく、オンライントレーニングも英語のみ対応
・メモリが少ない場合動作が遅くなる
・全世界でユーザーの数が3万人以上いる

UiPath Communityエディション

自動化の実行がすぐにでき、操作しやすいツールです。

■特徴

・レコーダー機能が搭載されていてすぐに自動化を実行できる
・テンプレートやデフォルトのアクションギャラリーがすでに用意されており、PCに詳しくないユーザーでも操作しやすい
・無料で継続利用できるのは非営利団体・教育機関・研究機関・小規模事業者に限られている
・上記以外の団体が無料で利用できるのは60日のトライアル期間まで
・無料のチュートリアルが利用でき、慣れていない使用者でも使用感を試せる

年間利用料500万円未満で使えるRPAツール

無料版は機能に不安があるものの、できれば年間利用料を抑えたいという方に向けて、年間利用料が500万円未満のRPAツールを紹介します。

WinActor

NTTのノウハウが詰まった純国産のWindows向けツールです。

■特徴

WindowsPCのデスクトップアプリケーションだけではなく、Microsoft Office製品などほぼすべてのソフトに対応が可能
・セミナー、マニュアル、運用サポートが日本語で受けられる
・別途料金はかかるが、シナリオ作成やコンサルタント紹介などのサービスが受けられる

NEC Software Robot Solution

プログラムを書くことなく複数のロボットを構築し、管理できる純国産ツールです。

■特徴

・高度な画像認識機能が備わっている
・NEC Software Robot Solution マネージャの利用により、複数ロボットを管理し、それぞれの動作や状況の把握が可能
・命令実行のタイミングを指示・登録できる機能があり、タイミングに合わせて使用が可能
・既存システムには影響がないことが公式で明言されており、安心して利用できる
・純国産の製品で、NECによる運用マニュアル、サポートが日本語で受けられる

※引用:NEC | NEC Software Robot Solution - 特長/機能
※参考:NEC

年間利用料500〜1,000万円で使えるRPAツール

ここでは、年間利用料が5001,000万円のツールとして「BizRobo!」と「Blue Prism」の2つのサービスを紹介します。

BizRobo!

プラットフォーム上で複数のロボットを一括管理することができます。

■特徴

・サーバー型で、専用のブラウザ上で複数のロボットを一括管理できる
・無制限にロボットの作成とユーザーの増加が可能であるため、幅広く活用できる
・RPAを販売する企業の中では老舗であり、古くからサービスを提供してきた分ほかのツールよりも知名度がある
・国内の実績が1位(400社以上に導入した実績がある)
・日本語のトレーニングコンテンツがある

Blue Prism

強固で万全なセキュリティ対策が施されています。

■特徴

・すべてのWindowsアプリケーションに対応
・カード情報保護のために設けられた、世界規模のセキュリティ基準を超えるほどの万全なセキュリティ対策がされている
・金融・医療など特にセキュリティ対策が求められる業界に向いている
・RPAという言葉を生み出した歴史ある企業
・世界規模では500社以上の大企業がBlue Prismを利用しており、契約更新率は100%

※参考:ejworks.com

年間利用料1,000万円以上のRPAツール

ここからは、年間利用料が1,000万円以上のツールを紹介します。

Automation Anywhere

高いセキュリティでと柔軟性で誰でも操作しやすいツールです。

■特徴

・すべてのイベントログが自動で詳細に記録されるため、ログ収集に人手を割く必要がない
・イレギュラーな事柄に対応できる機械学習機能を組み込んでいるが、この機能を利用するにはプログラマーレベルの知識を習得していることが必須
・部品をコピー・再利用できるロボット開発環境を提供している
・機械学習以外はシンプルな機能が搭載されており、プログラミングの知識は必要なく利用できる

※参考:AUTOMATION ANYWHERE

Kofax Kapow

中央サーバで直接、自動ロボットを構築し、管理することが可能です。

■特徴

Kofax合成APIの利用を利用して、多種多様なアプリケーションとコーディングなしで連携をとることができる
Internet ExplorerFirefoxGoogle Chromeではない独自のブラウザを使用して、レスポンスの速さ・セキュリティ面で優れたサービスを提供
・個別の機能を統合した基盤を有しており、投資対効果の向上を目指している
・サーバー上のロボット数でライセンス数を算出するため、クライアント数で料金は変動しない
 
※引用:日経XTECh2:料金が要問い合わせのRPAツール

以下2つのRPAツールは、対応できる内容によってコストが異なるため、料金については問い合わせる必要があります。自社がどのような機能を求めているかを整理してから問い合わせるとよいでしょう。

Nice Robotic Automation

コールセンターのオペレータ支援には強力なツールです。

■特徴

・コールセンターの通話記録を行っていた企業が、電話対応終了後に従事する業務を自動化するために開発
・電話接続装置と連携する独自の機能を搭載
WindowsPC関連のソフトウェアはほぼすべて対応可能
・操作方法を記録するだけではなく利用者の動作の補完ができる機能が備わっている

Pega Robotic Automation

仮想デスクトップにも対応しています。

■特徴

・主にBPMS(*1)、CRM(*2)を補完するために用いられており、業務の自動化とプロセスの自動化が同時に可能

*1 BPMS(ビジネスプロセスマネジメント・システム):業務の過程を管理するシステム
*2 CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント):顧客管理、顧客関係管理 

・すべてのWindowsデスクトップアプリケーション・Webアプリケーションに対応・BPMSベンダーが開発し、BPMSを取り入れたRPAへの進化を目指している

RPAツール比較表

これまで10個のRPAツールを文章で比較してきました。ここでは特徴や価格を表形式でまとめています。導入の目的や予算を立てておくと、より導入後のイメージがしやすくなります。

年間利用料500万円未満で使えるRPAツール

システム名 特徴
RPA Express 無料だが機械学習機能が組み込まれている
UiPath Communityエディション PCの知識に乏しくても利用できる直感型操作が可能
WinActor 有償サポートが豊富
ほぼすべてのWindowsアプリケーションに対応
NEC Software Robot Solution 命令実行のタイミングを利用者が決められる
Blue Prism PCI-DSSの規格をクリアするほどセキュリティ対策が万全

 

年間利用料5001,000万円で使えるRPAツール

システム名 特徴
BizRobo! 何台でもロボットを作成でき、何人ユーザーを増やしても良い

 

年間利用料1,000万円以上のRPAツール

システム名 特徴
Automation Anywhere AIのような機械学習機能が搭載されている
機械学習機能以外は誰でも扱える
Kofax Kapow 多様なアプリケーションをコーディングなしで併用できる

 

料金が要問い合わせのRPAツール

システム名 特徴
Nice Robotic Automation 電話接続装置と連携し、アフターコール業務を自動化する機能を搭載
Pega Robotic Automation 業務の自動化とプロセスの自動化がどちらも可能

 

選ぶ上でのポイント・注意点は?

これまで価格ごとにRPAツールを比較してきましたが、選ぶ上での注意点を説明します。

デスクトップ型かサーバー型か

個人のPCにRPAのソフトウェアをインストールするのがデスクトップ型、サーバー上で処理を完結させるのがサーバー型です。デスクトップ型はOSの種類によっては使えない場合がありますが、サーバー型ではその心配もありません。ログインIDを共有すればどのPCからでもアクセスが可能です。一般的にサーバー型はデスクトップ型よりも高価です。

開発型かテンプレート型か

プログラミング言語とAPIによって自動化するのが開発型、複雑なプログラミングの知識を必要としないのがテンプレート型です。

テンプレートが提供されている作業の範囲であれば自由にカスタマイズできるテンプレート型は便利ですが、高度なカスタマイズが必要になると、開発型の方が柔軟性に富んでいます。開発型では社内に知識を持った人間がいない場合は外注する必要があります。

価格・規模が適切か

導入規模が大規模かつ今後数を拡張していく予定があるならばサーバー型、小規模であればクライアント型(RPAツールを、サーバーではなく1つ1つのパソコンにインストールする)が適しています。検討する際には、自社にとってどの程度の価格や規模が必要かを明確にしておきましょう。

サポート体制は充実しているか

製品によって使用方法は異なりますので、サポート体制が整っている企業のツールを選ぶとよいでしょう。RPAはプログラミングの知識を持たないユーザーも多く利用します。トラブル時には日本語でサポートが受けられると、さらに安心です。

まとめ

RPAを導入する目的、導入後のイメージを明確にして、目的に合ったツールを選びましょう。しかし、RPA導入が初めての場合は、導入してもどれだけ活用できるかという点を不安に思う方も多いと思います。その場合、一括で相談できる導入サポートを利用するとよいでしょう。
 
マンパワーグループでは、RPA導入サービスを提供しております。対象業務の選定・お見積りから、RPAシステムの構築、運用サポートまで承っております。ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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